ガンジス河の支流でコルカタ市のある西ベンガル州を流れるフーグリー河をご紹介します。コルカタ市北部にあるドッキネッショル寺院の裏手のガートの様子です。ガートとは、通常、一般道路から階段などでつながる河原で、インドの人々が沐浴や水を汲む際に使用します。コルカタにはフーグリー河沿いに多数のガートがあり、いつも人々で賑わっています。テレビで見ることもありましたが、やっぱり、インド人は川の水で沐浴をしています。中には髪を洗っている人も見えますね。
筆者も裸足になって、フーグリー河に入ってみましたが、水は濁り、生温かく、若干、においもしました。お笑い芸人のように沐浴するガッツまでは振り絞れませんでした。
ボートの先にしがみついて移動する人を発見したので、急いで撮影しました。船にはまだスペースがあるようなので、船賃が払えなかったのでしょうか。頑張れ!
やっぱり落ちた。でも、あきらめずに追いかけてます。最終的には何とかまたボートの先にしがみついていましたが、いったいどこまで行くつもりなのでしょうか。前方に見える橋はハウラー橋です。コルカタには、フーグリー河をまたぐように、このハウラー橋と南の方に行ったところにある第二ハウラー橋がかかっています。橋は常に車と荷物を運ぶ人でいっぱいです。
コルカタに住む人々は、支流のフーグリー河もガンジス河と同じく扱っており、花や食べ物などの供物も流しています。敬虔なヒンドゥー教とはフーグリー河の水を持ち帰り、神様の像や自らの頭に振り掛け、お浄めとしても使用しています。
ガートはどこもそうですが、多くの人が集まり、インド人の素の生活が見れる場所です。コルカタに来た際は、少しの時間でも立ち寄ってみることをおすすめします。