インド東部コルカタ市にあるパレシュナート寺院を紹介します。パレシュナート寺院は、1867年に建てられたジャイナ教の寺院です。
ジャイナ教は、紀元前5世紀に始まったとされる2500年の歴史を持つインドの宗教です。その教義は、苦行・禁欲を主義とし、殺生も禁じられているとのことです。インド人の友人によれば、殺生が禁じられているので、ジャイナ教徒は蚊やハエも殺さないそうです。信者はインド人口のおよそ5パーセントとのことですが、正確にはわからないようです。
インドでは、寺院に入る際は靴を脱がなければなりません。この寺院も例外ではなく、靴は入口のところで脱いできました。写真にもあるとおり、たくさんのワンちゃんが生活しているようで、ところどころにあるワンちゃんの落し物を避けてとおるのがたいへんでした。
寺院内には小さな庭園があり、建物はステンドグラスや大理石で飾られています。筆者が訪問した昼過ぎは、訪問している人もおらず、寺院の係員らしき人がわざわざ寺院内を案内してくれました。案の定、最後にはお布施を求められましたが…。