メヘラーンガル砦~紺碧色の城郭都市と白亜の霊廟【ジョードプル編1】
ラジャスタン州の州都ジャイプールから西へ約300キロ、同州西部の砂漠都市ジャイサルメールから東へ約300キロの、両都市のちょうど中間点にある都市ジョードプルを紹介します。
ラジャスタン州で2番目に大きい都市であるジョードプルは、旧家屋の壁面が青色で統一され、「ブルーシティ」の異名を持ちます。
ジョードプルは、1475年に、マールワール王国のジョーダ王が首都として造った城郭都市で、「ジョーダの町」という意味です。長さ10キロにわたる城壁で町が囲まれています。
ジョードプルには、街を見下ろすような高台にメヘラーンガル砦があります。現在もマハラジャが個人所有するものですが、博物館として公開されており、マハラジャの生活ぶりなどを見ることができます。
砦の城壁をくぐると、さらに建物が建っています。
建物内部には、きらびやかな装飾がちりばめられた部屋がたくさんあります。たくさんの美術品も見ることができました
メヘラーンガル砦から歩いて15分のところには、マハラジャのジャスワント・シン2世の墓所「ジャスワント・タダ」があります。白大理石で建造されており、中には祭壇などがあります。
ジャスワント・タダの中にある祭壇も豪華でとてもきれいでした。
ラジャスタン州の都市は、他のインドの都市と雰囲気ががらっと変わり、好奇心がそそりますが、特にここジョードプルはマハラジャ時代の建物や美術品が多く残り、当時の生活ぶりを体験するには絶好の観光スポットです。