世界一美しい建築物「タージ・マハル」 写真撮影のポイントも!~【アグラ】
「世の中の人は2つに分けられる。タージ・マハルを見た人と見てない人だ。」 タージ・マハルの門をくぐる前に、タージ・マハルのみを案内して20年になるガイドさんが自信満々で述べました。期待しながら門をくぐると、真っ黒な門の内側、真っ青な空を背景に、タージ・マハルのたまねぎ型の屋根にきれいにマッチした門の出口が、まるで風景画の額のように覆いかぶさり、息を飲むような美しい光景が目に飛び込んできました。
タージ・マハルは、ムガル帝国第5代シャー・ジャハーン皇帝が寵愛した妃ムムターズ・マハルの死を悼み、その相を表わすために建築され、22年の歳月をかけ、1653年に完成したと言われています。筆者が訪れた時期は10月でしたが、雨も全く降ることもなく、雲一つ無い真っ青な空が白い宮殿によく映えていました。
タージ・マハルには、たくさんの写真撮影ポイントがあります。下の写真は、敷地内にある建物の下から撮影したものです。これらの撮影ポイントは地元のガイドが細かいものまで熟知しています。ガイド料は数千円程度ですので、旅の思い出に少しフンパツしてもいいかもしれませんね。
タージ・マハルから入口の門を撮影した写真です。きれいに左右対称になっているのがわかります。
タージ・マハル前では、たくさんの旅行者が撮影しています。屋根つまみ、手のひら乗せ、2人でハートなどなど。
タージ・マハル内の格子戸から撮影したモスクです。ガイドさんが撮影してくれなければ、全く気付かなかった撮影ポイントです。
10月は日差しが強い上、タージ・マハルの白い大理石が日差しを照り返すので、サングラスは必須です。また、真っ白なタージ・マハルはサングラスにも映りやすく、最後にガイドさんは下の写真を撮ってくれました。
帰り際、ガイドさんが、「タージ・マハル」に来た人はその魅力に取りつかれてもう一度来てしまう。」と、またもや自信満々の顔で述べ、去っていきました。このときは、筆者も「さすがに一度見たら、もう来ないだろう」と思っていましたが、月日が経つにつれ、青空に映えるタージ・マハルの輝く白色をもう一度見たいと思い、結局、一年後にまたタージ・マハルを訪れることとなりました。